ドゥ・ロアンヌ@恵比寿 | うまいもの食べ歩きブログ(目標1000軒)

ドゥ・ロアンヌ@恵比寿

こんなことを言うとグルメ界(←そんなのあるんか?(^^;)から怒られてしまいそうですが、実は私、「シェイノ」であまりいい思い出がないのです。話すと(書くと)長くなるので割愛しますが、あまり好きじゃない。

だから近くに「シェイノ」の姉妹店が出来た、と聞いてもあまり興味がなかったのです。でも、「うまい」という情報があちこちから流れてくるので、重い足を引きづりながら行ってきました。

店に到着したのはほぼ開店時刻の11:30。そんな時間だからか、客は私一人。混んでる、という話を聞いたような気もしたのでちょっとびっくり。「どこに座ってもいいですよ」と言うものの、こちらは一人なので二人掛けのテーブルがいいのでは?と気を回してみたがサービスのおすすめ通りに丸テーブル(4人掛け)に座ることに。

結局1時間半の食事の間、誰もお客さんは来なかった。(^^; 会計時にようやく入れ違いに3人ほど入った程度。大丈夫なのかしら?(^^;

さて、食事であるが、ランチメニューは4つのコース。3150円、4200円、5250円、8400円。迷うところであるが男は度胸、女は愛嬌、よくわからんがこういう時は思い切って一番高い物を頼むことにしている。8400円のコースである。飲み物を聞かれたが、アルコールはやめておいた(仕事中だし、顔に出るので)。なのでevian。

まずはアミューズ。アミューズと言ったらサザンオールスターズのプロダクションだ。東証二部上場企業である。芸能プロダクションが上場するというのはすごいことだ。話は逸れたがこのアミューズでまずやられた。心を捕まれた、とでも言おうか。

続いて「ポワローねぎのテリーヌ 地鶏のレバームース添え トリュフドレッシング」。主役はネギである。たかがネギ、されどネギ。ネギがこれほどまでに主役を張れるとは思わなかった。これはびっくり。実に素晴らしい。うまいのは当然として、その前に「素晴らしい」と思ってしまった。(なので写真はこれ)

後で知ったのだが、この店の名物らしい。先日の「hanako」の表紙でも使われていたメニュー。いや~、このメニューには、まいりました。

次が正式名称を忘れましたが洋風茶碗蒸し。こう書くと安っぽいがフォアグラを使ってあえて形を変えた物。ワインの風味が香ばしかった。見事に美味しいし、食べていて「高そう」と思えてしまう高級感も漂っていた。

本日の魚は芦屋じゃなくて、神戸でもなくて、その先のヒメジ。これも旨いですねぇ~。皮のカリカリした感じなんてもう最高でした。

肉料理は牛頬肉のワイン煮。スプーンで食べられるほどの柔らかさ。添えてある人参がまたデザートのように旨い!

最後はデザート。こんなに私の味覚にジャストフィットするのは珍しいので、デザートもうまいに違いない、と一つを選びきれなくて二つ選択。いずれもうまかったです。特にパイナップルのデザートはあまり他では経験のない(そんなに経験豊富ではないですが)もので、楽しめました。

しかしまぁ、値段もさることながら、ランチでこんなに感動したのは初めてです。素晴らしいですね。井上旭氏が凄いのか、岡本氏がすごいのかわかりませんが、とにかく大満足。次回はちょっと安めの物でも安心して頼めそうです。

あっ、そうそう。ちょっと気になったのが二つ。一つは注文して7-8分した頃、奥の方から聞こえた声。「オーダー入ってるよー」。これって、私のオーダーが7-8分、ほおっておかれたってことですよね?(^^;
もう一つ。追加のデザートが1260円。ちょっと高いかなぁ~。っていうか、もっと驚いたのはevianが840円だったことですが・・・。(^^; 
さらにそこにサービス料がついて11,550円のランチでした。
最初からわかっていればまた印象も違うんでしょうけどねぇ~。